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人身傷害補償保険は必要か

「人身傷害補償保険」は1990年代後半の保険自由化によって誕生した新しい補償です。保険自由化の当初、自動車保険料の値崩れが予想され、実際にもダイレクト型自動車保険の参入が相次ぎ、保険料の低下がはじまりました。 そんな流れを逆行させ、利幅を確保するため、損害保険最大手のT社は補償を増やして保険料を上げるという、全く逆の戦略に出ました。それがこの「人身傷害補償保険」です。

通常自動車事故では一方当事者が過失100%ということはまずありません。従って自動車事故によって自分がケガをしてしまった場合、自分の治療費のある程度は相手方から賠償を受けることができますが、残りは自己負担しなければなりません。この人身傷害補償保険は、その部分も含めて自分の自動車保険でカバーしてもらえる保険です。 もう一言メリットを述べると、仮に相手方から賠償を受けられる金額があるとしても、通常の保険ではそれは示談が終了してからという場合も少なくありません。しかしこの「人身傷害補償保険」に加入していれば、示談を待つまでもなく、自分の保険会社から保険金を受け取れます。また、契約者とその同居の家族であれば、歩行中や他人のクルマに乗っていたときの自動車事故もカバーしてくれます。

さてこの人身傷害補償保険、ホントに必要でしょうか?
よく考えてみて下さい。あなたがケガや死亡した場合に支払われる保険としては、他にも生命保険や、医療保険、傷害保険等様々なものがあります。自動車保険に含まれる保障でも(保険金額は比較的低いですが)「搭乗者傷害保険」があります。そのような他の保険にある程度加入されておられる場合、わざわざさらに人身傷害補償保険に入る必要 はないのではないか、というのが個人的見解です。結構この保障部分の保険料は高いですしね。もちろん、他に全く保険に加入していない、自動車保険オンリーという人にとっては加入の意味がありますが。


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